手応え、それとも… 大迫勇也が“3バック初挑戦”に率直見解「いろんな感情が残った」

【写真:Noriko NAGANO】
【写真:Noriko NAGANO】

トリニダード・トバゴ戦、現体制15試合目で“初トライ”も0-0ドロー

 森保一監督率いる日本代表は9日に国際親善試合エルサルバドル戦を控えるなか、試合会場のひとめぼれスタジアム宮城で7日のトレーニングを終えた。エースFW大迫勇也(ブレーメン)は5日のトリニダード・トバゴ戦(0-0)を振り返り、「いろんな感情が残った」と率直な思いを打ち明けている。

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 トリニダード・トバゴ戦の日本代表は急造チームの様相を呈した。その原因は現体制15試合目で初めて導入した3バックシステムにある。初の取り組みとあって、攻守における共有理解が深まっておらず、呼吸が合わない場面が随所に散見。攻撃ではスペースを活用しきれず、守備でもプレスのズレが生まれた。大迫は「(3バックを)できたことは自分の中では手応え」と語った一方、「結果が出なかったなかで手応えと言っていいのかどうか」と迷える思いを口にしている。

 何事も初めてのチャレンジはそう簡単に上手くいかないものだ。今回、日本代表がトライした3バックもその例に漏れない。「改善することはたくさんあると思う」と振り返った大迫。攻撃の軸となるストライカーは複雑な気持ちに苛まれているようだ。

「チームとしても新しいチャレンジという形で取り組み、結果が出なかったことに対しては、選手・僕個人としてもすごく責任を感じた。悔しさというか、もどかしさというか、いろんな感情が残ったというのが率直(な思い)です」

 ベールを脱いだ3バックシステムの機能度は決して高いとは言えない。短い準備期間のなか、選手たちが流れのなかで臨機応変に対応したが、システム成熟には指揮官の方向付けが欠かせない。果たして、次戦エルサルバドル戦で3バックを再び採用し、改善が見られるだろうか。

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