久保建英、“代表ベンチ外”の胸中吐露 「それを言って監督と良い関係になることはない」
5日のトリニダード・トバゴ戦では久保を含めて4選手がベンチ外
森保一監督率いる日本代表は9日の国際親善試合エルサルバドル戦に向けて、7日に試合会場となるひとめぼれスタジアム宮城でトレーニングを実施した。18歳MF久保建英(FC東京)が取材に応じ、ある質問に対して「それを言って監督と良い関係になることはない」ときっぱり言い切っている。
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5日の国際親善試合トリニダード・トバゴ戦では現体制初の3バックシステムを採用。意思疎通が十分とは言えず、攻守両面に課題を残しながらスコアレスドローに終わった。この試合では久保に加え、FW岡崎慎司(レスター)、MF中山雄太(PECズヴォレ)、GK川島永嗣(ストラスブール)の4人がベンチ外となり、森保監督は試合後に久保について言及している。
「皆さんにも取り上げてもらいたい気持ちも持っていますが、彼が18歳、シーズンを通してチームに貢献するプレーを続けてきて、移籍報道などのプレッシャーもかかっているなかで、少し緊張の糸を緩めながら先に進んだ方が良いのかなという思いもあります」
7日の練習後、トリニダード・トバゴ戦に出たいという気持ちが強かったか、と問われた久保は間髪入れずに言葉を発した。
「それを言って森保監督と良い関係になることはない。捉え方によっては変に書かれてもあれなんで」
18歳とは思えない冷静さで質問をいなした一方、「それは自分だけじゃなく、誰もが試合に出たいと思いますし、試合に出るためにここに来ている」と“代表デビュー”への強い思いも滲ませている。
もっとも、久保は言葉ではなくプレーで証明する“不言実行タイプ”のようだ。「それはここで言うというよりは、練習からアピールすることがすべてなのかなと思います」と断言。この日の練習では鋭いドリブルや強烈なシュートを披露し、自らの実力で出場のチャンスを勝ち取る構えだ。