C・ロナウドの“異次元ノールックパス”から痛恨ミス… 「伝説を台無しに」と英糾弾

(左から)FWクリスティアーノ・ロナウド、FWジョアン・フェリックス【写真:Getty Images】
(左から)FWクリスティアーノ・ロナウド、FWジョアン・フェリックス【写真:Getty Images】

ロナウドが披露した圧巻のノールックパスを同僚フェリックスがシュートミス 英メディアも落胆

 ポルトガル代表は現地時間5日のUEFAネーションズリーグ準決勝でスイス代表と対戦し、FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)がハットトリックを達成する活躍を見せ3-1で勝利した。一方、前半終了間際にロナウドが披露した圧巻のノールックスルーパスが世界で話題を呼んでいるが、FWジョアン・フェリックス(ベンフィカ)が決定機を棒に振ったことで「伝説的なアシストを台無しにした」と辛辣な言葉が寄せられている。

 ポルトガルはロナウドの強烈FK弾や切れ味鋭いシザースからの一撃を含めた3ゴールで決勝に進出。相手は6日に行われた準決勝で、イングランド代表を3-1で撃破したオランダ代表に決まった。ハットトリックに引けを取らないほど話題を呼んでいるのは、前半45分のワンプレーだ。ボールを左足で受けた左サイドのロナウドは、右足に持ち替えてさり気なく後方へ目線を移すと、そのままノールックで鋭いスルーパスを前線に供給。不意を突かれた相手守備陣は反応することができず、ゴール前に絶妙な軌道を描いた。

 しかし、裏に抜け出し相手GKとの1対1の局面となったFWジョアン・フェリックス(ベンフィカ)は、この決定機で体のバランスを崩しフィニッシュをふかしてしまう。英紙「デイリー・スター」は、「マンチェスター・シティのファンは、ロナウドのパスから失態を犯したフェリックスに対しての心境が変化した」と取り上げ、19歳新鋭の移籍先として噂されるシティサポーターを興ざめさせるプレーになったと指摘している。

 また、英紙「GIVE ME SPORT」は「ポルトガルファンを最も魅了したのはゴールではなかった」と綴り、ロナウドのノールックパスについて「依然として彼のスキルに匹敵する選手はほとんどいないことを思い知らせた」と絶賛。その上で、「ロナウドが異次元のノールックパスをフェリックスに送るも、イライラさせることに…。ベンフィカの新星はこれを得点に結びつけられず、伝説的アシストを台無しにした」とフェリックスの決定機逸を糾弾していた。世界で何万回も再生されている動画だけに、フェリックスのシュートミスもより一層の注目が集まる結果となってしまった。

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