日本代表「トリニダード・トバゴ戦出場16人」を金田喜稔が採点 低調な一戦の最低評価は?
シャドーに入った伊東だが「時間帯と持ち味を考えればワイドに張らせても…」
■室屋 成(FC東京/DF/←後半17分IN)=★★★
右ウイングバックとして上下動が求められ、何本かクロスも放った。得点の匂いを感じさせるようなチャンスメイクには至らず、チームに変化を与えられなかった。
■伊東純也(ヘンク/MF/←後半26分IN)=評価なし
堂安と交代で右のシャドーに入ったが、伊東のプレースタイルを考えればミスマッチ。1点が欲しい終盤の時間帯、サイドを抉る、あるいは切り込んでシュートという持ち味を生かすなら、伊東をワイドに張らせてそのぶん柴崎をシャドーに、冨安をボランチに上げるといった対応があっても面白かった。本人としては、最後に訪れた決定機を決めていればと悔やんでいるだろう。
■南野拓実(ザルツブルク/MF/←後半26分IN)=評価なし
中島に代わってシャドーに入り、短い時間でシュート3本を打つ積極性は見せた。ただこれまでとは異なる3-4-2-1システムのなかで、周囲との連係や動き方に難しさを感じているように見えた。
■原口元気(ハノーファー/MF/←後半34分IN)=評価なし
わずかな出場時間しかなかったが、今季のハノーファーでも経験している左ウイングバックでプレー。残り時間が少なかっただけに、より高い位置での仕掛けも期待したかったが、守備のリスクも考えながら無難にこなした印象だ。
[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)
1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。
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(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)
金田喜稔
かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。