「最も理解不能なノールックパス」 C・ロナウドの“離れ業”に英騒然「人智を超えている」

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

ハットトリック達成のロナウドのパスセンスを絶賛 「信じられないビジョン」

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)は現地時間5日、UEFAネーションズリーグ準決勝のスイス戦でハットトリックを達成し、3-1の勝利に貢献した。別格の存在感を見せつけたロナウドだが、前半終了間際に披露した相手守備陣を欺く華麗なノールックパスに、英メディアが「最も理解不能なノールックスルーパス」「人智を超えているため、説明が必要」と注目している。

 ホームにスイスを迎え撃った一戦は前半25分、ペナルティーエリア手前のFKでキッカーを務めたロナウドが、右足の強烈なシュートをゴール右隅に沈めると、1-1で迎えた後半43分にはMFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)の右サイドからの折り返しをダイレクトで押し込み追加点を奪う。さらに同45分、ドリブルでペナルティーエリアに侵入すると、切れ味鋭いシザースで相手DFを振り切り右足を一閃。ゴール右に流し込んだ。

 圧巻のハットトリックで世界を驚かせたロナウドだが、英メディアは前半45分に披露した並外れたワンプレーに脚光を当てている。左サイドでボールを左足で受けたロナウドは、右足に持ち替えてさり気なく後方へ目線を移すと、そのままノールックで鋭いスルーパスを前線に供給。不意を突かれた相手守備陣は反応することができず、ゴール前に絶妙な軌道を描いたパスは、FWジョアン・フェリックス(ベンフィカ)の決定機を創出した。

 英メディア「スポーツ・バイブル」は、「ロナウドが最も理解不能なノールックスルーパスを生み出した」と見出しを打って報じ、「才気に溢れたノールックスルーパス」と表現。「もしフェリックスが決めていれば、歴代最高のアシストとして議論することになっただろう」と伝え、「人智を超えているため、ロナウドにはこのノールックパスの説明が求められる」とも主張している。

 また、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は、「センセーショナルなノールックパスでスイスの守備網を切り開いた」と紹介し、「信じられないビジョンだ」と驚きを示していた。ハットトリックでチームの救世主となっただけでなく、ロナウドが披露した“離れ業”は世界の度肝を抜いたようだ。

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