財政難ミラン、20歳の正GK放出を検討 ブッフォンが退団したPSG行きの可能性浮上
剛腕代理人がブッフォン退団で「野心を現実にする準備」 ドンナルンマの売り込みを開始
元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの退団が決まったフランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)は、新たな戦力の獲得に向けて動き出している。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」によれば、その有力候補としてACミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが挙がっていて、ミランも条件次第では放出するという。
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ブッフォンとドンナルンマはジャンルイジという同じファーストネームを持ち、10代にしてセリエAでデビューを果たしたことから注目を浴びて、今ではイタリア代表における守護神の正統後継者と見られている。昨年からイタリア代表でも定位置を確保し始めているドンナルンマは、クラブでは不動の地位を確立している。しかし、ミランはドンナルンマを放出する可能性が高いと見られている。
ミランは、現在ポーランドで行われているU-20ワールドカップ(W杯)で、U-20イタリア代表の正GKとして活躍しているアレッサンドロ・プリッツァーリを保有している。さらに、実績のある元スペイン代表GKホセ・マヌエル・レイナも所属している。仮にドンナルンマを放出したとしても、36歳のレイナと19歳のプリッツァーリで乗り切れると考えているようだ。
また、ドンナルンマ放出の噂にはミランの財政危機が大きく関わっている。クラブの財政難はかなり深刻化していて、来季までに主力数人を放出した金額で補填をしなければならないと言われている。ドンナルンマの移籍金は6000万ユーロ(約73億円)前後で、年俸は600万ユーロ(約7億3000万円)となっているようだ。現在のミランにとって正GKの放出は7億3000万円の支出を抑えて、その10倍の売り上げを作り出せる貴重な“商品”と考えられているようだ。
ドンナルンマの代理人は“剛腕”として知られるミノ・ライオラ氏で、かねがねドンナルンマの移籍を画策してきたとされている。ライオラ氏がマンチェスター・ユナイテッドやPSGと関係が良好なことは、これまでの取引を振り返れば分かる。両クラブともに来季に向けたGKの戦力を探していて、ライオラ氏はそこへドンナルンマを売り込むために動いているという。
同記事ではライオラ氏が「野心を現実にする準備を進めている」として、ビッグクラブへ若くて才能のある守護神の売り込みをかけているという。剛腕代理人の動きは、現実のものとなるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)