「はい!」「もう1回!」 デビューお預けの久保、翌日練習で果敢な動きを見せ存在感

次戦でMF久保建英のA代表デビューの瞬間は訪れるのだろうか【写真:Football ZONE web】
次戦でMF久保建英のA代表デビューの瞬間は訪れるのだろうか【写真:Football ZONE web】

トリニダード・トバゴ戦はベンチ外でスタンド観戦も、周囲に積極的にボールを要求

 森保一監督率いる日本代表は、キリンチャレンジカップのトリニダード・トバゴ戦(0-0)から一夜明けた6日、豊田スタジアムで練習を実施。前日ベンチ外でスタンドから戦況を見守ったMF久保建英(FC東京)は、ミニゲームで「もう1回!」と大声で身振り手振りを交えてボールを要求するなど、精力的に汗を流した。

 5日のトリニダード・トバゴ戦は、森保体制発足後15試合目にして初の3バックを採用。しかし、長身CBを中心に守りを固める相手を打ち崩せず、シュート25本を放ちながらノーゴールに終わった。

 登録メンバー23人から外れてスタンドから試合を観戦した久保は、シュート練習のほか、「4対2」の戦術確認や「7対6」の変則ミニゲームも消化。ひとたびボールを持てばシザースやヒールパスなど技術の高さを示し、MF小林祐希(ヘーレンフェーン)の激しいチェックにもボールを失わず、別の局面ではMF香川真司(ベジクタシュ)のゴールもお膳立てした。

 4日の取材対応で、ピッチに立てば緊張はないと話していた久保だが、この日も「はい!」「もう1回!」と果敢に身振り手振りを交えてボールを要求。必然とボールを持つ回数が増え、周囲からはリターンをもらうべく「タケ!」と多くの声があがった。

 森保監督はトリニダード・トバゴ戦後の記者会見で、久保の起用には慎重な姿勢を示す言葉を残したが、果たして9日のエルサルバドル戦(ひとめぼれスタジアム宮城)でA代表デビューの瞬間は訪れるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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