“中島頼み”の副作用 森保体制初の3バック採用で露呈した「個の打開力」不足
長友は「前には3人しかいないので、個人で打開できないと話にならない」と指摘
ベテランの長友は3バックシステムについて、「前には3人しかいないので、個人で打開できないと話にならない」と言及。「世界レベルが相手でも翔哉は特にやれると思う」と中島を高く評価した。しかし、それは裏を返せば、最低限の水準で“中島レベル”の打開力がなければ、中島不在時に手詰まりになってしまうということに直結する。
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「僕のポジション(ウイングバック)はとにかく相手のSBに僕(の存在)を気にさせて翔哉をフリーにさせるのが大事。翔哉に入ったところにスイッチを入れる意味で、無駄走りでも走る。とにかく彼はクオリティーを含めて、トップクラスの実力がある。タイミングよく走れば、使うか囮にしてシュートまで行ってくれるという信頼感が大きいと思う」
中島がピッチにいる時間帯は、長友が言うように周囲がサポートに回る方がチームはスムーズに機能するだろう。しかし、中島が封じられる、あるいは不在となった場合、中島以上の切り札はないのが森保ジャパンの現状だ。「10番」を背負うMF香川真司(ベジクタシュ)、18歳になったばかりのMF久保建英(FC東京)らが新たな“矛”となるのか、9日のエルサルバドル戦(ひとめぼれスタジアム宮城)で解決のヒントを見出したい。