森保J、トリニダード・トバゴ戦「パフォーマンス分析」 見せ場少なき一戦の収穫は?

MF:“シャドー”中島が別格の存在感 3バック経験者の原口も途中出場で及第点

■柴崎 岳(ヘタフェ)=〇

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 前半28分には絶妙な浮き球のパスで堂安の決定機をお膳立てし、後半40分には気迫あふれるスライディングタックルから攻撃に転じてビッグチャンスを作った。攻守に及第点の働きながら、3月のコロンビア戦に続いてゲーム主将を任された立場から言えば、勝利という結果がほしかったのは間違いない。

■守田英正(川崎/→後半16分OUT)=△

 A代表3試合目ながら、序盤は3バックから積極的にボールを引き出すなど、幅広く局面に顔を出した。センターバックの昌子がつり出された際には下がってカバーリングに入るなど、バランスを見てプレーしていたが、パスミスを犯すシーンもあり、アピール成功には一歩届かなかった。

■中島翔哉(アル・ドゥハイル/→後半26分OUT)=◎

 その存在感は別格だった。前半40分にはタッチライン際でルーズボールを拾って鮮やかなターンで相手をかわし、そのまま約30メートルをドリブルで走破。ファウルを受けて獲得したFKでは、クロスバー直撃の強烈な一撃でトリニダード・トバゴの脅威となった。放ったシュート数は両軍最多の7本。“森保ジャパン=中島のチーム”を強く印象づけた。

■堂安 律(フローニンゲン/→後半26分OUT)=△

 中島に次いでチャンスに絡んでいた存在。中島のクロスに頭で合わせた前半7分、柴崎のパスに反応した前半28分とシュートまで持ち込んだが、ネットを揺らせず。動き自体は悪くなかったが、球際でフィジカル負けする場面も多く、気合が空回りした感もあった。

■原口元気(ハノーファー/←後半34分IN)=〇

 今季ハノーファーでもプレーしたウイングバックは「しっくりくるポジション」。位置取りなどでも長友とは違う動きを見せ、3バックシステムにおける経験値の高さを覗かせた。浦和時代には“ミシャ式3バック”でシャドーも務めており、オプションとするうえで重要な存在となりそうだ。

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