「保守的すぎる」と最低点の2選手は? 不発の日本代表…英記者が“先発11人”を採点
「攻撃面においては日本一の輝きだ」「攻撃参加は滅多に見ることができなかった」
【MF】
酒井宏樹(マルセイユ) 5点
堂安をサポートするために右のスペースでより大胆な姿勢を示す必要があった。相手サイドバックにも裏のスペースにつけ込まれていた。保守的すぎる。
柴崎 岳(ヘタフェ) 6点
試合を通してハードワークし、随所で彼の持ち味であるパスとビジョンを提示できていた。的確なポジション取りからプレスを掛け、ボールを奪取。しかし、多くの場面でチャンスを棒に振ってしまった。
守田英正(川崎フロンターレ) 6点
ピッチに立っていた1時間で疲れ知らずな働きを見せていた。エネルギッシュな走りでどこにでも顔を出しているように見えた。
長友佑都(ガラタサライ) 5点
左サイドで脅威となる機会はわずかで、中島を追い越すベテランの攻撃参加は滅多に見ることができなかった。
堂安 律(フローニンゲン) 6点
クオリティーの片鱗を示し、相手守備陣にプレッシャーを掛けるハードワークを見せていた。ゴールを脅かす回数は何度かあったが、トリニダード・トバゴのフィジカルを駆使した守備に阻止されていた。
中島翔哉(アル・ドゥハイル) 7点
攻撃面においては日本一の輝きだ。前半最後の10分間に関して、中島は援護なしで試合を決めようとしているように見え、実際にゴールへと迫っていた。カタールへと移籍したが、切れ味は一切衰えてはいない。
【FW】
大迫勇也(ブレーメン) 6点
いつものようにハードワークしていたが、連携し仕留めるための背後からの加勢がなく、やや孤立しているように見えた。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。