「保守的すぎる」と最低点の2選手は? 不発の日本代表…英記者が“先発11人”を採点

トリニダード・トバゴ戦のスタメン11人【写真:Yukihito Taguchi】
トリニダード・トバゴ戦のスタメン11人【写真:Yukihito Taguchi】

3バックシステムで臨むもトリニダード・トバゴ戦はスコアレスドローに

 日本代表は5日、国際親善試合でトリニダード・トバゴと対戦し、0-0と引き分けた。“令和初戦”となった試合で森保一監督は、現体制15試合目にして3バックシステムを初採用。試合を通して怒涛の攻め込みを見せるも、相手の粘り強い守備の牙城を崩すことができず、無得点に終わった。

 これを受け、かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が、トリニダード・トバゴ戦の先発11人を10点満点で採点。最高評価は幾度となくゴールを脅かしたMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)に与えた一方、両ウィングバックを務めたDF長友佑都(ガラタサライ)とDF酒井宏樹(マルセイユ)には最低評価を下している。

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■トリニダード・トバゴ戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)

【GK】
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台) 6点
クロスやコーナーの場面でやや不安定さが垣間見えた。だが、日本の陣地にほとんど侵入してこなかったトリニダード・トバゴを相手に試される局面が滅多になかった。

【DF】
冨安健洋(シント=トロイデン) 6点
3バックの右を務めた若きセンターバック(CB)にとっては静かな夜を過ごすことになった。悪手は一切なかったが、チャレンジもほとんどしなかった。

昌子 源(トゥールーズ) 6点
ここ3試合で2試合の先発が意味するのは、この元鹿島選手が森保体制において揺るぎない存在となり始めているという事実だ。終了間際に決勝弾のチャンスが訪れたが、叩きつけたヘディングは相手GKに弾かれてしまった。

畠中槙之輔(横浜F・マリノス) 6点
微々たる影響力だったが、大方脅威でなかったトリニダード・トバゴ相手に90分間するべき重要なこともほとんどなかった。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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