日本を苦しめた“最後の砦” 対戦国GKの“神懸かり完封”に絶賛 「怒涛のセーブ見せた」
トリニダード・トバゴGKフィリップが好セーブ連発 猛攻を仕掛けた日本は不発
日本代表は5日、国際親善試合でトリニダード・トバゴと対戦し、0-0と引き分けた。試合を通して再三チャンスを生み出したものの、ビッグセーブを連発した相手GKマービン・フィリップの牙城を崩すことができずに無得点に終わった。トリニダード・トバゴ紙「NEWSDAYS」は母国の守護神の神懸かった活躍ぶりを絶賛している。
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森保一監督は3-4-2-1システムを採用して“令和初戦”に臨んだ。試合開始から猛攻を仕掛けるも、肝心のゴールが遠い展開が続く。相手守備陣の粘り強い守備にも手を焼いたが、何より苦戦を強いられたのは“最後の砦”だった。
前半28分にMF堂安律(フローニンゲン)がゴール前で1対1の局面を迎えたが、巧みな飛び出しを見せたフィリップに弾かれてしまう。さらに後半40分にはMF柴崎岳(ヘタフェ)が決定機を迎えるも、再びフィリップがセーブし、こぼれ球を詰めたMF南野拓実(ザルツブルク)のシュートも瀬戸際で弾き出された。
さらに、後半41分に得たCKもDF昌子源(トゥールーズ)が完璧なタイミングでヘディングシュートを放つも、フィリップが横っ飛びのスーパーセーブで弾く。同アディショナルタイムにはMF伊東純也(ヘンク)が鋭いボレーシュートを放ったが、これをも体に当ててゴールマウスを死守してみせた。
守護神フィリップの神懸かったセーブ連発に母国トリニダード・トバゴ紙「NEWSDAYS」も「フィリップが日本戦をドローに持ち込み、トリニダード・トバゴを救った」と見出しを打って報じ、「フィリップは後半怒涛のセーブを見せ、明らかに疲労困憊だったチームを救ってみせた」と惜しみない賛辞を送っている。
日本はパスワークで流動的な崩しも随所で見せており、決定機も十分に生み出していた。しかし、好セーブを連発させて守護神フィリップを波に乗せてしまったことは大きな誤算となってしまったようだ。