U-20W杯ベスト16で韓国に0-1敗戦　影山監督が悔やんだこととは？

　U-20日本代表は現地時間4日、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦の韓国戦に臨み、主導権を握りながらも0-1で敗れてベスト16敗退が決まった。悔しい敗戦に終わった影山雅永監督は、「最後の最後まで戦ってくれた選手たちを誇りに思っています」と選手たちを労ったうえで、「オープンなゲームになってしまったところで最後に綻びが出しまった」と失点を悔やんだ。

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　試合は前半から日本がボールを保持しながら優位に進める展開となったが、後半に韓国がシステムを変えてきたことで状況が変化。日本は上手く対応しながら、後半5分に一度ゴールネットを揺らした。しかし、これがVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）によりオフサイドの判定となると、その後もチャンスを決め切れず、同39分に一瞬の隙を突かれて失点。最後まで同点ゴールを奪えないまま、試合終了のホイッスルを聞いた。

　試合後、影山監督はまず最後まで奮闘し、あと一歩のところまで戦い抜いた選手たちに労いの言葉を送った。

「相手がどう出てくるかというのをしっかり見ながら、そして前半と後半でガラッと変わった戦いのなかでも、しっかりと対応して最後の最後まで戦ってくれた選手たちを誇りに思っています」

　そして、試合の内容について話が及ぶと、前半と後半で大きく展開が変わったことを指摘。「前半と後半で韓国がガラッと戦い方を変えてきた。並び方も含めて、非常に相手を見て、そしてボールを動かしてゴールに迫っていく、そういった過程を踏んでくれたのではないかなと思う」としたうえで、「相手の急所を突くというか、そういった動きやボールの配球というものがなかなか出なかった」と、ゴールを奪えなかった要因を分析した。

　また「オープンなゲームになってしまったところで、最後に綻びが出てしまった」と痛恨の失点を悔やみながらも、柔軟な対応を見せた日本の戦いについては「相手を見ながら、出方を見ながら自分たちの勝利に近づけていくという作業は、非常によくやってくれたんじゃないかと思っている」と褒め称えた。