U-20日本代表、W杯“日韓戦”に敗れ準々決勝進出を逃す…終盤の失点を挽回できず
ポゼッションで優位に立つも、後半39分にミスから決勝点を献上
U-20日本代表は現地時間4日、ポーランドのルブリン・スタジアムでU-20ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦の韓国戦に臨み、後半に失点して0-1で敗れた。
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日本はFW田川亨介(FC東京)、MF斉藤光毅(横浜FC)が負傷離脱と厳しい状況を強いられるなか、前線にはFW宮代大聖(川崎フロンターレ)とMF郷家友太(ヴィッセル神戸)を起用。2列目左にMF山田康太(横浜F・マリノス)、右にFW西川潤(桐光学園高)、ボランチにはMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)とMF藤本寛也(東京ヴェルディ)が入った。最終ラインは右からDF菅原由勢(名古屋グランパス)、DF瀬古歩夢(セレッソ大阪)、DF小林友希(神戸)、DF鈴木冬一(湘南)、最後尾はGK若原智哉(京都サンガF.C.)が起用された。
5-4-1のブロックを作ってカウンターを狙う韓国に対して、日本はボール保持率を高めつつ、サイド攻撃を中心に落ち着いて試合を進めていく。時間経過とともに日本がポゼッションで圧倒するようになった日本だが、アタッキングサードでの連係が合わないことも多く、決定的なシーンまではなかなか至らないが、ボールを失っても素早いプレッシングでピンチの芽を摘み、優勢を維持する。
前半は終始主導権を握った日本だったが、ゴールは割れず0-0のまま後半へ。開始2分、韓国の左CKからペナルティーエリア内で危険な場面を迎えるが、守備陣が冷静に寄せてシュートブロック。するとその2分後、クロスに対して西川の折り返しをGKイ・グァンヨンが弾いたところに宮代が詰めたものの、DFに一歩先にクリアされた。
後半5分、右サイドのFKからゴール前に混戦が生まれ、最後は郷家が左足で蹴り込んだものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって直前のプレーで宮代がオフサイドと判定され、ノーゴール。依然として得点は生まれないなかでも、徐々にオープンな展開になっていき、互いにチャンスが生まれる展開となった。
韓国が後半から出場のFWオム・ウォンサンを中心にサイド攻撃を仕掛けてくるなか、日本は後半19分にはチャンス。西川が左サイドを抜け出してマイナスにクロスを送ると、これに宮代が合わせたが、シュートは枠の上へ。すると後半22分、韓国は右サイドのFKに合わせたDFイ・ジェイクがヘディングシュートを放つものの、GK若原が好セーブを見せて弾き出した。
何としても先制点を奪いたい日本は後半23分、郷家に代えてFW中村敬斗(ガンバ大阪)を投入。3分後には宮代のクロスに中村が合わせてゴールを強襲。しかし、GKイ・グァンヨンのセービングに遭ってゴールならず。さらに後半33分、右サイドの攻撃から中村が切り込み、シュートのこぼれ球を宮代が狙ったものの、ポストに嫌われて得点は奪えない。
すると後半39分、日本は痛恨の失点を喫してしまう。自陣でのミスが続いたところから、最後はクロスに合わせたFWオ・セフンのヘディングがゴールネットを揺らした。
追いつきたい日本は原大智(FC東京)、DF東俊希(サンフレッチェ広島)を投入して反撃を試みるが、最後まで得点を奪うことはできず。0-1で敗れ、準々決勝進出を逃すことになった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)