U-22日本代表、6ゴールの大爆発でチリ撃破! トゥーロン国際大会は2連勝スタート
前半だけで5得点 1トップのFW旗手怜央はハットトリックの大活躍
第47回トゥーロン国際大会に出場しているU-22日本代表は4日、第2戦でU-22チリ代表と対戦した。日本はチリを圧倒し、前半だけで5ゴールを奪うと、後半にはFW旗手怜央(順天堂大)がハットトリック達成となるゴールを決めて6-1で勝利。大会2連勝を飾っている。
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初戦で大会3連覇中のU-20イングランド代表に2-1で勝利した日本。連勝を目指すチリ戦の先発には、GK山口瑠伊(エストレマドゥーラUD)が入り、3バックはDF大南拓磨(ジュビロ磐田)、DF岡崎慎(FC東京)、DF椎橋慧也(ベガルタ仙台)、中盤は右ウイングバックにMF川井歩(レノファ山口)、ボランチにDF田中駿汰(大阪体育大)とMF高宇洋(ガンバ大阪)、左ウイングバックにMF相馬勇紀(名古屋グランパス)、2列目にはMF岩崎悠人(北海道コンサドーレ札幌)とMF三笘薫(筑波大)、そして1トップを旗手が務めた。中2日の連戦ということもあり、最終ラインの3選手以外の8選手を入れ替えて試合に臨んでいる。
立ち上がり、素早いプレスを見せるU-22チリ代表に対し、日本は前半7分に先制点を挙げる。右サイドから川井がチャンスをつくり、斜めに入れたボールを岩崎がスルー。その先でパスを受けた三笘が反転してゴールに迫り、GKとの1対1を制して先制点をつかんだ。チリの素早いプレスをロングボールでいなして攻める日本は、前半12分にも左サイドからチャンスをつくると、相馬の折り返しに旗手が飛び込んで2点目を挙げた。
その後も日本は攻め手を緩めない。18分には、中盤で高がスライディングでボールを奪うと、こぼれ球を拾った三笘がスルーパスを通す。これを受けた旗手がGKとの1対1を確実にモノにして、この試合自身2点目となるゴールを決めた。
点差を広げた日本は、その後もゲームをコントロールする。前半29分にはチリ代表に攻め込まれ、エリア内に走りこんだMFアンジェロ・アラオスにパスが通りかけたが、カバーに入った大南がスライディングでシュートを打たせずにピンチを脱した。
良いリズムで試合を進めていた日本だが、前半35分、相手のサイドからのクロスに対して、小松が胸で処理してGKへのバックパスを試みる。しかし、このボールを抜け目なく狙っていたアラオスに1タッチシュートを決められ、1点を返されてしまった。
先制された日本だが、攻勢は変わらない。失点後も決定機をつくり続けると、前半39分には右サイドから川井が上げたクロスをエリア内の中央で受けた岩崎がシュート。これが決まり、4-1と再び3点差にした。さらにアディショナルタイムにも旗手のパスから最終ラインの裏を取った岩崎がゴールを決めて、前半だけで5-1としてハーフタイムを迎えた。
後半もチャンスをつくる日本は、後半18分にも旗手が右足でシュートを決めてハットトリックを達成、リードを5点に広げた。その後も日本は交代で入った選手もゲームを引き締める活躍を見せ、チリにチャンスを作らせない。
運動量でもチリを上回る日本は、何度もアタッキングサードまでボールを運ぶが、その後は得点を挙げることができずにタイムアップ。それでも6-1の勝利で2連勝とし、グループステージ突破に大きく前進している。
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(FOOTBALL ZONE編集部)