U-20W杯“因縁の日韓戦”に韓国メディア注目 警戒強める日本の「最高の武器」とは?
“宿敵”日本との決戦を分析 「宮代が警戒対象の第1号だ」
U-20日本代表とU-20韓国代表が現地時間4日、ポーランドで開催中のU-20ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で激突する。
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アジア同士の対戦、しかも因縁の日韓戦とあって否応にも注目が集まるが、「やはり」と言っていいほど韓国メディアは日本代表を“宿敵”と表現し、分析記事が多く見られている。
韓国のサッカー専門誌「Best Eleven」は、「日本の戦力がどの程度のものなのか、日本が誇る最高の武器はなんなのかに関心が集まる」としながら、「まず日本の最大の長所はスピードだ」と指摘。「2001年生まれのMF斉藤光毅(横浜FC)の瞬間的なダッシュに目が留まる。エクアドル戦でDF2人を抜き去るスピードは脅威だ。また、FW田川亨介(FC東京)がイタリア戦で見せたスピードにも注意だ」と警戒を強めていたが、2人は怪我のためすでに離脱している。
スポーツ・芸能ニュースサイト「スポータルコリア」は、日本の状況について「グループリーグ3試合すべて、先発出場を果たした田川と斉藤が怪我で離脱した。攻撃陣の構成に頭を悩ませるだろう」と指摘している。
確かに注目の2人が抜けたことは、韓国にとっては有利な状況かもしれない。ただ、そんななかでも警戒すべき選手は、FW宮代大聖(川崎フロンターレ)だと韓国メディアは伝えている。
「2得点を記録している宮代が警戒対象の第1号だ」(スポータルコリア)
「宮代は瞬間的に動き回るスピードがある。1列目と2列目を行き来しながら、セカンドボールをほとんど拾い、素早い判断でメキシコ戦で決勝点を決めている」(Best Eleven誌)
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金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。