本田の未来に暗雲が漂う

　5日の日本代表メンバー発表会見で、バヒド・ハリルホジッチ監督は所属チームがようやく決まりそうなGK川島永嗣を例に挙げて、「できるだけ早くプレーしてほしいと思う。そうしないとA代表には入れません。レベルとパフォーマンスが良くなければ、A代表には入れません」と語っていた。本田に対しても、「トレーニングをもっとしてほしい。今、競争はかなり高まっている。それをやるだけのクオリティは持っています。トレーニングを続けてほしい。自分のレベルをキープしなければいけない」と注文を付けていた。

　チームで出場機会を失い、代表でのプレー環境もなくなれば、サッカー選手としての死活問題になりかねない。主力選手の故障や出場停止により先発のチャンスが巡ってきそうな今週末のアタランタ戦を前に、飛び出した本田の移籍直訴はクラブ首脳に却下された。本田の未来に暗雲が漂ってきた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images