代表で飛躍もまだ緊張? 20歳DF冨安、“自分に集中”宣言「余裕が出てくるのには…」
クラブと代表で急成長を遂げた18-19シーズンを経て、「来季はもっと良い1年にしたい」
森保一監督率いる日本代表は、3日に愛知県・豊田市内でトレーニングを実施。20歳のDF冨安健洋(シント=トロイデン)は所属クラブと日本代表を並行して戦った初めてのシーズンを「大きな転機になった1年」と振り返りつつ、「余裕が出てくるのには時間がかかると思います」と語った。
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冨安は海外移籍2年目の今季、シント=トロイデンの主力として公式戦40試合に出場。日本代表にも2018年9月シリーズで初選出されると、10月のパナマ戦(3-0)で代表デビューを飾り、今年のアジアカップでは全試合出場と、センターバックのレギュラーに定着しつつある。
2018-19シーズンを「代表に呼んでもらって大きな転機になった1年」と総括する冨安だが、「でも、来季はもっと良い1年にできるように、このキリンチャレンジカップからやっていきたいです」と、その目は早くも次なるシーズンを見据えている。
今回27人と招集人数が多いなか、冨安はキリンチャレンジカップでの自らのテーマを次のように掲げた。
「より多くの選手に森保さんのやりたいことを伝えたいという意図があって、少し多めに呼んでいるのもあると思います。あとは全員が試合に出られるわけでもないので、その競争も求めているのかなと。(僕は)変わらず、まだ余裕を持って周りを気にしている暇もない。自分のできることに集中して、守備はしっかり無失点に抑えること、それはチーム全体、特にディフェンス陣で話し合いながらやらないといけない。あとはビルドアップのところで攻撃のスイッチになれるように意識してやりたいです」
傍から見れば、20歳にして落ち着き払った堂々たるプレーを見せている冨安。今シリーズでは同じ東京五輪世代のDF中山雄太(PECズヴォレ)や年下のMF久保建英(FC東京)も初選出されたが、“周囲を気にする余裕はない”と笑顔も交えて語る。
「人のことを気にしている余裕なんてないし、そこの余裕が出てくるのには時間がかかると思います」
ベルギーで研鑽を積み、代表シーンでも世界各国の選手と対峙してきた冨安に、本人の言う“余裕”が加わった時、スケールは一層大きくなりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)