「この戦いに負けてたまるか」 日本代表MF香川、”現実を見た1年”で目覚めた反骨心
ドルトムントで構想外となり、ベジクタシュに移籍も絶対的なレギュラーには定着できず
日本代表MF香川真司にとって、2018-19シーズンは試練のシーズンだった。ドルトムントで構想外、ベジクタシュ移籍、スタメン出場できないフラストレーション……。「現実を見た1年」と表現する一方で、「この戦いに負けてたまるかという強い気持ちでいる」と決意を滲ませている。
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香川はドルトムント7年目の今季、ルシアン・ファブレ監督の構想外となり、1月末の移籍市場でトルコ1部ベジクタシュに期限付き移籍。いきなり3分間で2ゴールを荒稼ぎする衝撃デビューを飾り、リーグ戦14試合4得点の成績を残したが、スタメン出場はわずか4試合と厳しい現実を突きつけられた。
3日に行われた国内合宿2日目の練習後に取材に応じた香川は、今季の総括を求められると、「いや全くですよ。本当に現実を見た1年だった」と静かに現実を受け止める。
「ドルトムントから始まり、ベジクタシュになっても結果を残すことは簡単ではない。プロセスが確実にあって、いろんなものを知れた1年だったと思う。非常に良い経験ができたし、これにまた打ち克つためにやり続けていかないといけない」
2010年にセレッソ大阪からドルトムント(ドイツ)に渡り、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、ベジクタシュ(トルコ)と海外では3カ国でプレー。ユナイテッドや2016-17シーズン以降のドルトムントでは、今季同様に出場機会に恵まれないシチュエーションはあった。しかし、今回は「30歳」という年齢もあり、これまでとは違う経験だったという。香川は「監督が決めることなので」と断ったうえで、言葉を続ける。
「納得いかないことも出られない選手ならあるし、理不尽なことなんてたくさんある。ただ、そのなかでも戦っていかないといけない。それがああいう舞台。日々どうベストを尽くしていくのか、どういうメンタリティーで日々生活していくのか、そういうところはこの1年非常に苦しかった。こういう経験もなかなかなかったので。ヨーロッパでの見られ方、30歳ということも含めて、いろんな現実を知れた」
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