香川はELガバラ戦先発へ 過密日程もドルトムントはファンタスティック4総動員か

5シーズン前の二の舞は避けたいが…

 一方、米テレビ局「ESPN」では、センターバックコンビの主将DFマッツ・フンメルスとソクラティス・パパスタソプーロス、そしてMF香川とイルカイ・ギュンドアンというチームのセンターラインを支えるメンバーには休息が与えられるとの予想をしている。今季出番の少ないセルビア代表のネヴェン・スボティッチ、MFヨナス・ホフマン、会見に監督と同席したMFスベン・ベンダーがアピールのチャンスを得るのでは、と予測されている。

 今季好調の香川は、ここまで公式戦18試合に出場して6得点8アシスト。得点数は早くも昨季1年間の記録に並んでいる。今季リーグ戦全11試合で先発出場。10月1日のアウエー、PAOK戦でギリシャ遠征メンバーから外れるなどカップ戦で温存されるケースもあるが、今季公式戦19試合中に15試合で先発出場を果たすなど、トゥヘル監督の全幅の信頼を手にしている。

 しかし、日本代表での遠征などもフル参戦で疲労も懸念される。ドルトムント1年目の2010-11シーズンには、1月のアジアカップ期間中に疲労性の右足第五中足骨骨折を負い、後半戦を棒に振った過去がある。当時の二の舞いは絶対に避けたいところだが、勝利にこだわる姿勢を前面に押し出している指揮官は、獅子奮迅の活躍を見せる香川に信頼を託し、再びフィールドに送り出すことになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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