香川はELガバラ戦先発へ 過密日程もドルトムントはファンタスティック4総動員か

独誌予想 勝てばグループステージ突破に大きく前進

 ドルトムントの日本代表MF香川真司が5日の欧州リーグ本拠地ガバラ戦(アゼルバイジャン)で先発出場する可能性が高まっている。ドイツ誌「キッカー」が香川先発を予想している。

 トーマス・トゥヘル監督はDFBポカールやELなどを含め、過密日程が続くために、リーグ戦で開幕から全試合先発出場を続ける日本代表MF香川真司や、主将マッツ・フンメルスら主力選手を休ませる可能性も囁かれていた。だが、香川は先発が予想されている。

 GKはローマン・ヴァイデンフェラー、DFはウカシュ・ピシュチュク、ソクラティス・パパスタソプーロス、マッツ・フンメルス、マルセル・シュメルツァーの4バック。中盤の3枚は右からスベン・ベンダー、ゴンサロ・カストロが並び、香川は左のインサイドハーフでの先発が予想されている。

 3トップはヘンリク・ムヒタリアン、ピエール・エメリク・オーバメヤン、マルコ・ロイスのタレントが並んでいる。トゥヘル監督は週末にシャルケとのルール・ダービーを控えるが、3トップと香川を含めた才気溢れる「ファンタスティック4」と呼ばれる攻撃ユニットの総動員に打って出ると分析されている。GKビュルキ、DFギンター、MFギュンドアン、バイグルの主力4人は温存される模様だ。

 指揮官は目の前の試合への集中力を高めている。

「(シャルケとの)ダービーについて話す時間はまだ十分ある。我々が集中しているのはこの試合(ガバラ戦)だ。このタスクをうまく完了させたい。ダービーについてはそれからだ。明日の試合で成功を収めるためには、完璧に集中しなければいけない」

 クラブの公式サイトによると、トゥヘル監督は選手起用についても言及した。今季のELは予選からの参加だった影響もあり、ドルトムントはすでに公式戦20試合をこなすというハードスケジュールが続いている。ここまで、ブンデスリーガ第8節のバイエルン・ミュンヘン戦のわずか1敗(1-5)と、猛烈な勢いで駆け抜けてきたが、それだけに懸念されるのは選手のコンディションだ。この試合でもローテーションの採用の可能性はあるが、指揮官は次の試合を考慮しての選手起用はしないと話している。

「まだどの選手を先発させるのかは決めていない。日曜日の試合のためという理由で選手を休ませることはしないだろう。(グループステージで)勝ち点10を取れば、最短での突破を確かなものとできるだろう」

 

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