失意のソン・フンミンにリバプールが示した敬意 韓国メディア賛辞「汚れなき一流の品格」
CL決勝で孤軍奮闘も不発、トッテナムは準優勝に終わる
トットナムは現地時間1日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でリバプールと対戦し、0-2で敗戦。クラブ史上初の決勝進出を果たしたものの、欧州制覇にはあと一歩及ばず、準優勝に終わった。韓国メディアは、落胆する同国のエースFWソン・フンミンに対し、リバプールの選手たちが示した敬意に賛辞の言葉を送っている。
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トットナムは今季、異例とも言える“補強ゼロ”でシーズンを走り抜いたことに加え、絶対的エースであるイングランド代表FWハリー・ケインが度重なる負傷離脱を強いられるなど、厳しい状況下で戦っていたが、そのなかで目覚ましい飛躍を遂げたのがソン・フンミンだった。
公式戦では20ゴールを記録するエース級の活躍を披露。特にインパクトを与えたのがCLベスト8でプレミア王者マンチェスター・シティを相手に2戦合計で3ゴールを決める働きをし、クラブ史上初となるベスト4進出の立役者となったことだった。リバプールとの決勝でも、ソン・フンミンは相手守備陣の裏を突く抜け出しで、幾度となくチャンスになりかける場面を作り出していた。
しかし、得点に結びつけるには至らず、試合は前半2分のエジプト代表FWモハメド・サラーのPK、後半42分のベルギー代表FWディボック・オリギの追加点により完封負けを喫した。すると試合終了直後、ピッチに座り込んだソン・フンミンに対し、サラーと元カメルーン代表DFジョエル・マティプが声をかけに歩み寄り、励ましの言葉を送っていた。このワンシーンに韓国メディア「STAR NEWS」が「汚れなき一流の品格」と表現している。