「受け入れるつもりはない」 日本代表10番・香川、“30代”へのシビアな視線に対抗心
ヨーロッパでは「30歳はシビア」な扱いを受けると明かすも新たなチャレンジに意欲
森保一監督率いる日本代表は3日、愛知県・豊田市内で合宿2日目のトレーニングを実施。ロシア・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰となった3月に続いて「10番」を背負う日本代表MF香川真司(ベジクタシュ)は、30歳の年齢を「ヨーロッパは特にシビア」と語りつつ、「受け入れるつもりはない」と巻き返しを誓った。
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森保体制発足後、通算6度目の代表活動となった今回、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、DF中山雄太(PECズヴォレ)、MF久保建英(FC東京)と次世代の中心選手と期待される逸材が初招集。GK川島永嗣(ストラスブール)、FW岡崎慎司(レスター・シティ)の“ロシアW杯組”を大会以来初復帰させるなど、新旧を融合させたメンバー構成となった。
香川はドルトムント7年目の今季、ルシアン・ファブレ監督の構想外となり、1月末の移籍市場でトルコ1部ベジクタシュに期限付き移籍。リーグ戦14試合4得点の成績を残したが、スタメン出場はわずか4試合と厳しい現実を突きつけられた。
今年3月に30歳を迎えた自身の年齢について、香川は「ドルトムントは特に若いから、そういう選手たちの勢い、自信は感じた。クラブとしても常に未来を見据えて、育成を含めてやっていくなかで、やっぱり30歳はヨーロッパでは特にシビア」と語る。もっとも、日本代表で長年「10番」を背負い、プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドでリーグ優勝も経験している男は、現実を受け止めたうえで、この逆境を乗り越えるビジョンを描いている。
「もちろん、それを受け入れるつもりはない。僕はもうダメなのか、そういう気持ちでやっているようじゃ生き残れない。ただ、それを感じさせる現実を見たので、僕は新たなチャレンジをしていきたい」
5日のトリニダード・トバゴ戦(豊田スタジアム)、9日のエルサルバドル戦(ひとめぼれスタジアム宮城)は来季に向けても重要なアピールとなる。自身2度目の森保ジャパンでどのようなプレーを見せるのか、「背番号10」の真価が問われることになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)