名手ピルロ、CL制覇の立役者FWに“落第点” 「得点していなかったら蹴りを食らうべき」
元イタリア代表MFピルロ氏がCL決勝で1ゴールのリバプールFWオリギを酷評
リバプールのベルギー代表FWディボック・オリギは現地時間1日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のトットナム戦(2-0)に途中出場し、後半42分に試合を決定づける2点目のゴールを決めた。24歳のストライカーは2ゴールを挙げた準決勝バルセロナ戦に続く活躍ぶりで脚光を浴びているが、元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏からは「もし得点していなかったら、蹴りを食らうべきだった」「ひどかった」と厳しい評価を与えられている。英紙「デイリー・スター」が報じた。
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オリギは14季ぶりの欧州王者となったリバプールのラッキーボーイ的な存在だった。絶対的なレギュラーではなく、シーズンを通して公式戦7得点に終わったが、終盤戦に貴重なゴールを連発。プレミアリーグ優勝争いの真っ只中で迎えた第37節のニューカッスル戦(3-2)では17分間の出場で決勝ゴールをマークし、その3日後に行われたバルセロナとのCL準決勝第2戦(4-0)はスタメン出場で2点をゲット。第1戦での0-3から“奇跡の大逆転”を果たした試合のヒーローになった。
迎えた決勝戦でも後半13分にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノに代わってピッチに立ち、終了間際にCKの流れから左足のシュートをゴール右隅に叩き込んでみせた。CL制覇の立役者といっても差しつかえない活躍ぶりだが、ピルロ氏はトットナム戦でのオリギは得点以外のプレーでは見るべき点がなかったと“落第点”を付けている。
「ディボック・オリギはひどかった。こんな重要な試合にあのような姿勢でピッチに入った。もし得点していなかったら、彼らから蹴りを食らうべきだっただろうね」
ピルロ氏は衛星放送「スカイ・イタリア」でこのように語った。かつてACミランやレアル・マドリードを率いて数々のタイトルを獲得した名将ファビオ・カペッロ氏もその意見に同調しており、2人のイタリア人の目にはオリギのパフォーマンスは残念なものとして映っていたようだ。