川島永嗣が見る「日本人GKの現在地」 海外挑戦の意義と今後“進むべき道”とは?
川島は36歳を迎えても目の前の壁を乗り越えようと日々精進 「成長したい欲が強い」
川島が10代でイタリアにサッカー留学した際、「GKは“守る”ポジションだと思っていたけど、イタリアではGKは“攻める”セービングをしていて衝撃を受けた」と話していた。
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川島を日々指導するストラスブールのジャン・イヴ・ウールGKコーチも、海外挑戦の重要性を強調する。
「エイジは、日本人GKがヨーロッパでプレーできることを証明した。日本の若いGKもどんどん外へ出るべきだろう。欧州でも特にイタリア、フランス、スペインといった国では、はるか昔からGK強化に力を注いできているから、練習内容、エクササイズ法など、日頃のトレーニング内容のレベルが高い。試合に出られなくても、若い時代にそこで得る経験は確実に成長につながる」
大事なのは、高いレベルに身を置き、そこを目指し、競い合って、乗り越えようと努力するなかで成長していくことだ。
「僕はこういう状況においてもまだ、成長したい欲が強いんですよね」
今年36歳となった川島はそう言って笑ったが、成長したいという欲求こそが、人を動かし、前へと進む原動力となるのだ。
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(小川由紀子/Yukiko Ogawa)