川島永嗣が見る「日本人GKの現在地」 海外挑戦の意義と今後“進むべき道”とは?
【フランス現地インタビュー】日本人GKは欧州で通用するポテンシャルがあると分析
フランス1部ストラスブールのGK川島永嗣は、6月のキリンチャレンジカップ、ブラジルで開催されるコパ・アメリカに挑む日本代表メンバーに招集され、ロシア・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰となった。
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第3GKとして戦った今季は、全公式戦合わせてベンチ入りが9試合、リーグ最終節のナント戦で初めてゴールマウスに立った。今年1月のアジアカップで森保ジャパンの守護神を務めたGK権田修一も、大会後にポルトガル1部のポルティモネンセに移籍し、最終節SCブラガ戦で初出場したが、元日本代表GK川口能活(2018年で現役引退)が2001-02シーズンにイングランド2部のポーツマスへ移籍し、GKとして初めて海外に挑戦して以来、15年以上が経っても、日本代表クラスのGKであとに続いたのは川島、権田の2名しかいない。
今季はストラスブールで出場機会に恵まれなかったが、ベルギーリーグのリールセやスタンダール・リエージュ、そして2017-18シーズンはフランスのメスで正守護神としてプレーした川島は、日本人GKにも十分欧州でプレーできるポテンシャルがあると話す。
「正直、僕は(日本人だから難しいとは)思わないです。日本人のGKはヨーロッパでやれると思う。もちろん変わっていく必要もあるし、フィジカル的な部分だったり、技術面だけじゃなく、スタイルも含めてもっと成長しなくちゃいけない部分もあると思います。でも、ポテンシャル的には、日本人でも背が大きいGKは増えているし、小さくても動きが速い選手はたくさんいます。フランス人GKも決して大きくはないですしね」
一部では「日本人GKのレベルは低い」「成長が停滞している」という声もあるが、川島は「成長は確実にしていると僕は思います」と断言した。
「逆に、『日本人GKが成長していない』という議論が起こるのも、僕はあまり好きではないです。もちろん、成長しなくてはいけないポジションだと思うし、日本はGKの文化が薄いというのは感じます。ただ、僕から見たら、日本人GKは、確実にヨーロッパでやれるポテンシャルがあるし、技術もある。何かきっかけがあれば、レベルは確実に上がると思います」
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