日本は「もちろんライバル」 U-20韓国代表監督、日韓戦へ闘志「モチベーションになる」
U-20W杯16強で激突 チョン・ジョンヨン監督は日本を警戒「チームとして結束力が高い」
U-20日本代表は4日、U-20ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で韓国と対戦する。試合会場のルブリンスタジアムで試合前々日に行われた会見に登壇した韓国のチョン・ジョンヨン監督は、「日本は対戦相手のそれ以上でもそれ以下でもない」と前置きしつつ、ライバル関係については「対日本というのはモチベーションになる。もちろんライバルですから」と日韓戦へ気持ちを高めた。
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23日に開幕したU-20W杯は、31日をもってグループリーグの全日程が終了した。グループBに入った日本は、エクアドル、メキシコ、イタリアと対戦し、1勝2分で2位通過。見事にグループリーグ突破を決めた。決勝トーナメント進出を決めた日本が、ベスト8をかけて戦うのはグループFを2位で勝ち上がってきた韓国。世界の舞台で“日韓対決”が実現した。
試合前々日に行われた会見に登壇したU-20韓国代表のチョン・ジョンヨン監督は、「今、この段階でも日本は対戦相手のそれ以上でもそれ以下でもない。日本戦というプレッシャーよりも試合にフォーカスしていきたいし、日本が練ってくる戦略にフォーカスしたいと思う」と主張。まずは日本というよりも、ゲームに対して集中していきたいと明かした。
しかし、記者陣からライバル関係を問われる質問が飛ぶと、チョン・ジョンヨン監督は顔を引き締めながら自身の見解を明かした。
「スポーツにおいては、試合でもなんでもチームとしてモチベーションになる要素がいくつもある。対日本というのはモチベーションになる。もちろんライバルですから。それ以外もそうです。ライバルですから。ただ、他のチームに対してもライバルには同じようにモチベーションになります」
日本に対する印象については「対戦相手としてまとまり、チームとして結束力が高い。日本は一人ひとりの才能も優れていて、プレッシャーをかけるのも非常に上手い。組織的な展開をするのが上手いチーム」と表現したチョン・ジョンヨン監督。4日に行われる日韓戦は、どんな激しいバトルが繰り広げられるのだろうか。
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(林 遼平 / Ryohei Hayashi)
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。