17歳MF久保建英の“無人ゴール”にスペイン紙反響 「日本でGKになるには悪い日」

FC東京のMF久保建英【写真:高橋学】
FC東京のMF久保建英【写真:高橋学】

大分戦で自身初の1試合2ゴールをマークした久保、2点目にスペイン紙も注目

 首位のFC東京は、1日のJ1第14節で5位の大分トリニータに3-1と快勝した。日本代表に初選出された17歳MF久保建英が2ゴールと躍動したなか、終了間際に好判断から無人のゴールに決めた一撃をスペイン紙が取り上げ、「日本でGKになるには悪い日」と伝えている。

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 この日の主役は久保だった。6月の国際親善試合(5日トリニダード・トバゴ、9日エルサルバドル)に加え、同月にブラジルで開催されるコパ・アメリカ(17日チリ、20日ウルグアイ、24日エクアドル)の日本代表メンバーに初選出。直近3試合で2ゴールの17歳アタッカーが輝きを放つ。

 試合は前半30分、MF橋本拳人のヘディング弾でFC東京が先制。そして同39分、中盤の高い位置でボールを奪った久保がドリブルで駆け上がり、中央やや左寄りからペナルティーエリア内に進入して左足を振り抜く。相手DFに当たりながらも鋭いボールがニアへ突き刺さった。

 1点を返されて迎えた試合終了間際、相手スローインからMFティティパンがバックパス。ハーフウェーライン近くまで上がっていた相手GK高木駿へのパスが弱く、久保がボールを奪取した。相手の陣形が崩れ、GKも大きく飛び出していたなか、久保は冷静に状況を見極めて、他の選手へのパスではなく自らのドリブルを選択。そのまま持ち運び、無人のゴールにシュートを決めた。

 スペイン紙「マルカ」は、相手GKが通常より大きく前に出た状況で生まれた久保の2点目に注目。名古屋グランパスのオーストラリアGKランゲラックがベガルタ仙台戦で犯した凡ミスとともにプレー映像を紹介し、「日本でGKになるには悪い日…1日で今年最悪のミス二つ」と伝えた。「大分トリニータと名古屋グランパスのGKが二つのヘマを犯した」と記している。

 自身初の1試合2発を達成した久保は、今季リーグ戦13試合で4ゴール目をマーク。直近4試合4ゴールと飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。4日に18歳の誕生日を迎えるなか、日本代表デビューとともに好パフォーマンスに期待が懸かる。

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