なでしこJ、W杯へ改善急務 監督とDF熊谷が指摘…直前の親善試合で見えた課題は?
W杯直前のスペイン戦で1-1ドロー、チームの問題点は奪ったボールのつなぎ
なでしこジャパン(日本女子代表)は、現地時間2日に女子ワールドカップ(W杯)の開催地フランスでスペイン女子代表と国際親善試合を行い、1-1で引き分けて本戦前のラストゲームを終えた。高倉麻子監督や主将のDF熊谷紗希は、明確な課題として奪ったボールのつなぎを挙げている。
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この試合の立ち上がり10分は、その課題が顕著に表れた。スペインが攻撃を仕掛けた時に日本が最終ラインでボールを奪うと、そのままスペインは激しく奪い返しのプレスを掛けてきた。しかし、ここで日本はマイボールを安定させることができず、次々に自陣でボールロスト。そのままハーフコートに押し込められるような時間が続いてしまった。
そうしたなかで前半22分にPKで失点。その後も苦しい時間を過ごしたが、後半41分に途中出場の19歳FW遠藤純が絡んだ攻撃からMF杉田妃和が左サイドを突破。そのラストパスを途中出場のFW菅澤優衣香が押し込んで引き分けに持ち込んだ。
試合後、高倉監督は厳しい表情のまま「なかなかテンポが上がらず、相手ペースの時間が長かったので修正点が多い。行けているところと、相手の一歩の速さに引き腰になっている部分もあった。そこはゲームをやりながら。連動する守備は全員で修正できたが、自分たちのボールになった時のミスがあまりにも多いので、そこが修正点」と語った。
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