今季は「歴代最悪のCL決勝」と英メディア糾弾 「あまりの退屈さにショック」「疲労感漂う」
同国対決を制したリバプール 14年ぶり6度目の欧州制覇を達成
リバプールは現地時間1日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でトットナムと対戦し、2-0で勝利。14シーズンぶり6度目の欧州制覇を成し遂げた。イングランド勢の同国対決となった今季のファイナルだが、英メディア「GIVE ME SPORT」は「多くの人々がトットナムとリバプールの一戦は歴代最悪のCL決勝と見なしている」と見出しを打って報じている。
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今季のCLファイナリストは、両チームともに劇的な決勝進出を演じていた。リバプールはCL準決勝でバルセロナを相手に敵地での第1戦を0-3で落とす絶体絶命の状況下に置かれていたが、ホームで迎えた第2戦で4-0の圧勝を収め、2戦合計スコア4-3の奇跡の逆転劇を実現させた。
対するトットナムも、アヤックスと対戦したCL準決勝はホームでの第1戦を0-1で落とし、敵地での第2戦も2点のビハインドを背負う厳しい展開となった。しかしそこから立て続けにゴールを決め、後半アディショナルタイムに決勝弾を奪って2戦合計スコア3-3として、アウェーゴール差で大逆転突破を掴み取っていた。
ドラマチックな勝ち上がり方を見せたイングランド勢の決勝となったが、リバプールが先手を取る。試合開始早々の前半2分にセネガル代表FWサディオ・マネのクロスがトットナムのフランス代表MFムサ・シソコの右腕付近に当たり、PK判定に。これをエジプト代表FWモハメド・サラーが決めていきなりスコアが動くことになった。
このワンシーンに関しては、ボールが接触した部分が脇付近であったことから、ハンド判定に懐疑的な意見も英国内で噴出しているものの、記事では「シソコの腕が不自然な位置にあったことが波紋を呼んでいるが、それは最終ラインに指示を送っている最中だったためだ。それでも彼はもっとうまく処理するべきだった」と、不用意に腕を上げたシソコの落ち度を指摘していた。