「今や最高の友」 モウリーニョ&ベンゲルの“共演”に反響「ピッチでは敵でも…」
CL決勝の解説者として同じスタジオに登場 ともに自身の将来については語らず
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トットナム対リバプールが現地時間1日に行われ、リバプールが2-0で勝利。14年ぶり6回目の優勝を飾ったなか、衛星放送「ビーイン・スポーツ」で実現した2人の名将による“共演”に注目が集まっている。
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CL決勝は前半2分、エジプト代表FWモハメド・サラーがPKを決めてリバプールが先制すると、後半42分にもベルギー代表FWディボック・オリギが決めて追加点。2-0で危なげなく勝利を手にして、欧州の頂点に立った。
衛星放送「ビーイン・スポーツ」では、この試合の解説者として今季途中までマンチェスター・ユナイテッドを率いていたジョゼ・モウリーニョ氏、そして昨季までアーセナルで22年間にわたって指揮を執ったアーセン・ベンゲル氏を招いた。かつてピッチ内外でプレミアリーグを盛り上げた両名の共演には、多くのメディアが注目した。
特にモウリーニョ氏がチェルシー、ベンゲル氏がアーセナルを率いた時代には激しい“舌戦”が繰り広げられていたが、今回の番組で2人の間にあったのはライバル関係ではなく、戦友のような雰囲気。「ビーイン・スポーツ」公式ツイッターは番組開始前に両名が語り合い、熱弁をふるうベンゲル氏にモウリーニョ氏が笑顔で応じる動画を公開し、「友との再会:ジョゼ・モウリーニョとアーセン・ベンゲルが、同じスタジオで古い友人同士のように語らう」とコメントを添えている。
投稿の返信欄では「自分の目が信じられない」「ピッチでは敵でも、そこから離れれば友人だ」「ずっと見たかった光景」「今や最高の友」「2人とも早くフットボールの世界に戻ってきて」「フットボールの情熱で結びつく」などと反響が寄せられ、ともにプレミアリーグで指揮を執っていた時期からは考えられない光景を楽しんでいた。また、この動画には音声が入っていないこともあり、「彼らが話している内容が気になる」というコメントも多く集まっていた。
試合後には今後についても聞かれたモウリーニョ氏が「今日はそのことについて話しに来たわけじゃない」と返すなか、ベンゲル氏が「君(番組ディレクター)もなんらかの結果が欲しいんだよね」と場を和ませる場面も。なお、J1ヴィッセル神戸の監督就任が噂されるベンゲル氏も「将来のことは私にも何も分からない」とコメントし、明言を避けている。
豪華な“共演”を果たした両氏が今後、どのようなキャリアを歩むのかにも注目したい。