浦和の劇的弾を生んだGK西川の“フリック” 攻撃参加を促した大槻監督の執念と意外な効果

大槻新監督【写真:高橋学】
大槻新監督【写真:高橋学】

「監督が代わってからパス&コントロールのメニューにGKも入るようになった」

 劇的な同点弾に西川は、「ラストプレーだと把握していましたし、諦めない気持ちも出たと思います。偶然だと思いますけど、大槻さんに監督が代わってからパス&コントロールのメニューにGKも入るようになったんです。それでイメージが出たのかもしれないですね」と、笑顔で意外な大槻監督効果も話した。

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 リーグ5連敗となる寸前での同点ゴールに、西川は「なんとしても連敗を止めないといけないと思っていたので。久しぶりに、試合が終わった後にみんなの笑顔が見られて良かった」と、多少の安堵感を滲ませた。

 今季ここまで失点数こそかさんではいるものの、ファインセーブでゴールを救ってきた数は、過去の好調だったシーズンと比べても遜色ない。意外な形で攻撃センスまで披露した浦和の守護神は、大槻新監督の下でのチーム立て直しに向けて大きな役割を果たすはずだ。

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