CL決勝で先制弾のサラー、「本当にうれしく思う」こと告白 「ついに90分間にわたって…」
昨季の決勝では前半途中に負傷交代 2年連続の決勝ではPKで先制点を記録
リバプールは現地時間1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でトットナムを2-0で破り、同大会14年ぶり6度目の優勝を果たした。昨シーズンはレアル・マドリードの軍門に下ったリバプールにとって1年越しの雪辱となったが、先制点をゲットしたエジプト代表FWモハメド・サラーが「90分間プレーできたことが本当にうれしい」と語ったことをスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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サラーはこの日、セネガル代表FWサディオ・マネとブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとの強力3トップで先発出場。開始早々に得たPKで、重圧のかかる場面ながらキッカーを務めたサラーがきっちりとゴールに蹴り込み、先制点をリバプールにもたらす。ゴールこそこの1点に終わったが、リバプール自慢の素早い攻守の切り替えの先鋒となりつつ、カウンターの“槍”として機能した。
「僕はフットボーラーとしてのキャリアのために、人生のなかで数多くの犠牲を払ってきた。そして今エジプト人であること、フットボールでこのレベルにたどり着いたことは本当に最高だよ」
サラーは試合後のインタビューでこのように語った。2年連続決勝進出を果たしたリバプールにあって、人一倍強い気持ちで臨んでいたのはサラーだったのかもしれない。昨シーズンのファイナルでは前半途中にレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとの競り合いの際に腕を巻き込まれるようにして倒れ、左肩を負傷。痛みに耐え切れず涙ながらにピッチを後にし、チームも1-3で敗戦したのは記憶に新しい。それもあってか、このようなコメントを残している。
「僕は2年連続でCL決勝を戦えたこと、そして、ついに90分間にわたってプレーできたことを本当にうれしく思うんだ」
レアル相手に味わった1年前の悪夢を、決勝戦の会場ワンダ・メトロポリターノのあるマドリードの地で晴らす――。今シーズンもプレミアリーグの得点王に輝いたサラーには、映画のようなシナリオが用意されていたと言えるだろう。