CL初制覇で“シルバーコレクター”の汚名返上! クロップの“決勝連敗記録”は「6」でストップ
トッテナムに2-0勝利 自身初のCL優勝でドルトムント時代からの不名誉な記録に終止符
2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリバプールがトットナムとの“イングランド勢対決”を2-0で制し、14年ぶり6度目の優勝を飾った。決勝で敗れ続け、シルバーコレクターとなっていたチームを率いるユルゲン・クロップ監督にとっては2012年のDFBポカール以来のタイトルとなり、悲願のCL初制覇となった。
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2年連続でCLファイナルに辿り着いたリバプール。昨季はレアル・マドリード相手に1-3で完敗したが、今季は試合開始わずか21秒でPKを獲得し、エジプト代表FWモハメド・サラーが決めて先制に成功した。トットナムの攻撃を防ぎ切り、後半42分には途中出場のベルギー代表FWディボック・オリギが追加点を奪ってそのまま2-0で勝利を収めた。
2004-05シーズン、ACミラン相手に0-3から追いつき、PK戦で優勝をもぎ取った“イスタンブールの奇跡”以来14年ぶりという欧州タイトル獲得で選手、スタッフ、サポーター全員が喜びを爆発させた。
2015年からチームを率いるクロップ監督も、“やっと”タイトルに手が届いたという思いだろう。ドルトムント時代にはブンデスリーガ2連覇やDFBポカール優勝を成し遂げるなどタイトルホルダーとしてのイメージもあるが、ここ数年は複数コンペティションで決勝まで進むも、あと一歩のところで敗れ続けていた。
2012年のDFBポカールで優勝したのを最後に、翌13年のCL決勝でバイエルン・ミュンヘンに惜敗。14年、15年はそれぞれDFBポカールでヴォルフスブルクとバイエルン相手に敗れた。リバプールに渡ってからは16年にリーグカップ決勝とUEFAヨーロッパリーグ決勝で敗北。そして、昨季のCL決勝とファイナルの舞台で6連敗中だった。
名将クロップ監督はついにシルバーコレクターの汚名返上を果たし、自身初のビッグイヤー獲得を実現させた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)