“日韓戦”3日前、U-20日本代表に緊急事態 練習参加のフィールドプレーヤーは12人のみ
郷家が練習復帰も…宮代、鈴木冬らフィールドプレーヤー4人が別メニュー調整に
U-20日本代表は現地時間1日、U-20ワールドカップ決勝トーナメント1回戦の地、ポーランド・ルブリン近郊でトレーニングを実施した。FW田川亨介(FC東京)とMF斉藤光毅(横浜FC)の2人が怪我のため帰国の途についたなか、1日のトレーニングではMF郷家友太(ヴィッセル神戸)が練習に合流したものの、DF三國ケネディエブス(アビスパ福岡)がホテルでの調整となり、DF鈴木冬一(湘南ベルマーレ)が別メニュー調整に。別メニュー調整が続くFW宮代大聖(川崎フロンターレ)とMF藤本寛也(東京ヴェルディ)を合わせて4人が、トレーニングを行えない緊急事態となっている。
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大会前はMF久保建英(FC東京)やFW安部裕葵(鹿島アントラーズ)らが招集外となったことで今大会での戦いが不安視されていたが、日本はそんな前評判を跳ね返すように1勝2分でグループリーグを突破。グループBを2位で通過し、ラウンド16ではアジアのライバルである韓国との対戦が決定している。
日韓対決となった4日のラウンド16に向けて、1日に現地でトレーニングを行った日本だが、決戦を前に試練が訪れている。29日のイタリア戦で負傷交代を余儀なくされていた田川と斉藤が怪我のため帰国。さらに三國がホテルでの別メニュー調整となり、イタリア戦を欠場していた宮代と藤本に加え、途中出場を果たした鈴木冬もこの日はグラウンドに出てきたものの別メニュー調整となった。
郷家が全体練習に合流した一方、途中離脱した2人に加えてフィールドプレーヤーが4人参加できず、わずか12人でトレーニングを行っていた日本。「違和感という感じです。今はそんなに焦る必要はないので大丈夫です」と鈴木冬が状況を語れば、「良い状態になってきているので問題ない」と藤本は回復傾向にあることを強調したが、今後の動向次第では困難な状況で日韓戦を迎えることになるかもしれない。
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林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。