ロナウド以来のFK名手登場 ウィリアンが今季CL3度目の直接FK弾で決勝弾!
CL1大会で3ゴール以上の直接FKは09年のCR7以来の快挙
しかし、この夜のヒーローはドラゴビッチでなく、先制点のオウンゴールを誘発した好調のウィリアンだった。
後半38分、チェルシーはゴール中央やや左、30メートルほどの離れた位置でFKを獲得。これをウィリアンが右足一閃。壁の上を超えたキックはGKの手をわずかにかすめて、ネットを揺らした。ウィリアンはこの一撃が今季のCLで3点目。その全てを直接FKから生み出している。欧州のデータ分析会社「インフォストラーダ・スポーツ」によると、チャンピオンズリーグの一大会で直接FKから3点以上を決めたのは2009-10シーズンのレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウド以来のことだという。サッカー界の新たなFKの名手として、その実力ををメキメキと伸ばしている。
2-1で勝利を収めたチェルシーは、10月17日のアストン・ビラ戦以来5試合ぶりの白星。プレミアリーグでは11試合を終えてすでに6敗で15位と不振の“ブルーズ”に待望の勝利が戻ってきた。ジョゼ・モウリーニョ監督解任のうわさも上る中で、この勝利をなんとか浮上のきっかけとしたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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