久保建英ら好調を維持するFC東京の日本代表組に期待 「気持ちよく代表に行けます」

(左から)DF室屋、MF久保、MF橋本、FW永井【写真:Getty Images&高橋学】
(左から)DF室屋、MF久保、MF橋本、FW永井【写真:Getty Images&高橋学】

室屋、橋本、久保のA代表招集組の活躍でFC東京が勝利 「良い感じ」で日本代表へ

 首位に立つFC東京がホームに5位の大分トリニータを迎えた1日のJ1第14節は、日本代表に招集されたDF室屋成、MF橋本拳人、MF久保建英(試合後、FW永井謙佑が日本代表に追加招集)らが活躍して、FC東京が3-1で快勝した。試合後に室屋は「みんなで気持ちよく代表に行けます」と語ったように、チームとしても個人としても好調な代表組が現在の勢いを持ち込んで、日本代表のユニフォームでも好パフォーマンスを見せてくれそうだ。

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 前節のセレッソ大阪でリーグ戦初黒星を喫したFC東京は、前線からの激しいプレスで大分にポゼッションをさせずに試合のペースをつかんでいった。前回の追加招集で初めてA代表を経験した橋本は、FC東京が誇る前線からの激しいプレッシャーを「自分たちの生命線」と表現している。さらに、「今日は非常に良い形でプレッシャーをかけて引っ掛けることもできていたので、ああなると自分たちは強いなって感じています」と語ったように、FC東京が序盤から自分たちの強みを見せて試合を支配し、大分ゴールに迫っていった。

 そして前半30分に、日本代表に招集された3人が絡んでFC東京が先制点を挙げることになった。敵陣深くの右サイドでFWディエゴ・オリベイラ、室屋、久保とボールをつなぎ、久保がドリブルで相手2人を引きつける。久保はクロスを狙ってブロックをされたが、そのリバウンドをしっかりキープして背後にいる室屋へボールを戻した。「空間に出しました」という室屋は、マークを外した橋本へ正確なクロスを送り込んだ。そのボールを橋本がヘディングでニアサイドへ叩き込み、FC東京は先制に成功した。

 この得点に関して橋本は、「チームとして準備していた形」だったことを明かした。そして、「ゴール前に入っていくというのは自分の強みでもあると思っているので、思い切って入っていきました」と、振り返っている。自分の強みを理解して、それをしっかりとチーム内で表現できていることが、再び日本代表に招集された要因と言える。

 その後、久保の2得点でスコアを3-1としたFC東京が勝利した。この試合でMVP級の活躍を見せた久保は試合後のインタビューで、「個人的には結構良い感じで、この中断に入れた。ここで、しっかり代表につなげていければ良いかなと思います」と語り、チームでの好調さをそのままA代表の場につなげていきたいと考えているようだ。

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