欧州の舞台で史上2度目の屈辱 バイエルンに5失点大敗のアーセナルはCL敗退危機
自力でのグループステージ突破が消滅
アーセナルも後半24分にFWジルーのゴールで一矢を報いた。それでも、終了間際の44分にはコスタの中央突破からミュラーがこの日2点目を奪い、バイエルンが5-1と圧勝した。UEFA公式サイトによるスタッツでは、バイエルンがボール支配率65%対35%と圧倒的にボールを保持。以下、シュート数21体7、枠内シュート数13対2、パス総数753対337など、優位に試合を進めていたことが分かる。
敗れたアーセナルは決勝トーナメント進出に黃信号が点っている。欧州のデータ分析会社「インフォストラーダ・スポーツ」によると、アーセナルの欧州CLでの5失点はクラブ史上初。165試合目にして最大の屈辱となった。また、Optaによれば、欧州の舞台で5失点を喫したのは1982-83シーズンのUEFAカップでスパルタク・モスクワに2-5で敗れて以来、史上2度目のことだった。
前節のバイエルン撃破で勢いを得たかに思えた“ガナーズ”だったが、同組のライバル、ディナモ・ザグレブとオリンピアコスにも黒星を喫しており、危機的状況にある。突破のためには2連勝し、かつオリンピアコスが2連敗することが最低条件。奇跡の大逆転は果たせるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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