「打つのは最初から決めていた」 17歳久保建英、20mドリブル弾の“舞台裏”を告白
大分戦の前半39分、ボール奪取から自ら持ち上がり、左足を振り抜いて勝ち越しゴール
FC東京の日本代表MF久保建英は、1日に行われたJ1リーグ第14節の大分トリニータ戦で自身初の1試合2ゴールを挙げ、チームを3-1の勝利に導いた。奪ったボールを自らドリブルで持ち込んだ1点目について、17歳のレフティーは「打つのは最初から決めていた」と明かした。
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プロ3年目の今季、レギュラーの座を獲得した久保。6月のキリンチャレンジカップの日本代表メンバーに初選出されたなか、代表合流前ラストゲームとなった大分戦でも右サイドハーフで先発出場した。
試合は前半30分、DF室屋成のクロスからMF橋本拳人がヘディングで合わせてFC東京が先制すると、同39分にはカウンターを仕掛けようとした大分からボールを奪った久保が見せ場を作る。
約20mをドリブルで駆け上がり、中央やや左寄りからペナルティーエリア内に進入した久保はマーカーと駆け引きしながら左足を振り抜くと、相手に当たって軌道は変化したが、鋭いボールがニアへ突き刺さった。
「ボールを持った時はとにかく前に運ぶことしか考えていなかった」と語る久保だが、ペナルティーエリア内に持ち込んだ際、中央にはFW永井謙佑、ファーサイドにはMF髙萩洋次郎、左側にはDF小川諒也がいたことについて問われると、「打つのは最初から決めてました」と明かした。
後半に1点を返されるも、アディショナルタイムに相手スローインからMFティティパンがバックパス。ハーフウェーライン近くまで上がっていた相手GK高木駿へのパスが弱く、ボールを拾った久保がそのままドリブルで持ち運び、無人のゴールにシュートを流し込んだ。自身初の1試合2ゴールを記録し、17歳のレフティーは「勝ててよかったです」と振り返っていた。