鎌田大地は「最大の勝者」 フランクフルト復帰で独メディアが挙げた二大ポイントは?

FW鎌田大地は、今季シント=トロイデンで大活躍を見せた【写真:Getty Images】
FW鎌田大地は、今季シント=トロイデンで大活躍を見せた【写真:Getty Images】

期限付き移籍したシント=トロイデンで大活躍「リーグで最も影響力があった選手」

 日本代表FW鎌田大地は今季、ドイツ1部フランクフルトから期限付き移籍でベルギー1部シント=トロイデンに加入。リーグ戦36試合16得点9アシストと出色の出来で、ドイツ放送局「Hessenschau」では、「リーグで最も影響力があった選手」「非常に立派な結果」と称賛されている。

 鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに4年契約で加入。1年目は公式戦わずか4試合の出場に終わり、出場機会を求めた今季はベルギーに渡っていた。日本人選手も多く在籍するシント=トロイデンではすぐさまレギュラーに定着し、ゴールを量産。3月には日本代表にも初選出されるなど、充実の1年を過ごした。

 ドイツ放送局「Hessenschau」では、今季フランクフルトからローン移籍してプレーした選手の活躍ぶりを振り返っているが、鎌田は「フランクフルトからローン移籍した選手の中では最大の勝者」と高く評価されている。ベルギーでのパフォーマンスについては「特に前半戦はベルギー1部リーグで最も影響力があった選手」「非常に立派な結果」と絶賛されている。

 ローン期間は終了し、鎌田はフランクフルトへ復帰する。再び激しいポジション争いに巻き込まれるが、そこで定位置を奪うことができるのか。記事では、そのためのポイントは二つあるとしている。

 一つはクラブ首脳陣が鎌田にブンデスリーガで戦えるだけの強靭なフィジカルが備わっていると判断するかどうか。もう一つはセルビア代表FWルカ・ヨビッチをはじめ、元U-21フランス代表FWセバスティアン・アレ、クロアチア代表FWアンテ・レビッチといったアタッカー陣の去就だ。なかでもヨビッチにはレアル・マドリードへの移籍が噂されているため、鎌田がポジション争いに加われる可能性もありそうだ。

 より若い世代が台頭している日本代表で生き残るためにも、来季は勝負の年となりそうな鎌田。同胞MF長谷部誠も所属するフランクフルトで自身の価値を証明することはできるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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