本田放出へ加速⁉ ミランが来年1月、イタリアU−21代表の万能型司令塔獲得浮上
中盤の出場争いは更に激化か
そしてミランは今後、ジェレミー・メネズ、マリオ・バロテッリと言う故障で離脱しているFW陣の枚数がそろってきた段階で4-4-2システムへの移行が予想されている。その中で、FW起用は考えにくい本田は中盤の4枚のポジションを争うことになる。会長の肝いりで獲得したイタリア人選手たちとポジションを争うことになれば、1年以上ゴールから遠ざかっているというパフォーマンス面の理由のみならず、名物オーナーのイタリア化という方針の面からも更に厳しい立場になることは想像に難くない。
もちろん、ラツィオ側もこの才能を簡単に手放すつもりは無いという。2017年6月まで契約を残していることや、仮に移籍をさせるのであれば来年1月の移籍は考えづらい。一方で、ミランはこの冬にアタックをかけて失敗に終わったとしても、シーズン終了後まで粘り強く交渉して来夏に獲得することも含めての戦略を立てていると報じている。
6試合連続でスタメン落ちで、4試合連続で試合終盤の途中出場という苦境を迎えている本田には冬の移籍市場でチームを去るという現地報道も出ている。来年1月にミランの中盤に新たなイタリアの才能が加わることになれば、本田放出への流れは加速するのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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