17歳久保建英、2ゴールの大活躍にも主力の自覚 「あれくらいはやらないといけない」
FC東京の老獪な戦いをコントロール 「バランスを取るという考えでやっています」
また、今節は公式記録で28.8℃と暑さの厳しくなるなかでも一戦となり、足をつる選手も続出。そんな過酷な条件でも「特に問題はないです」と頼もしい。FC東京は速攻と遅攻を巧みに使い分ける老獪さを見せたが、そのコントロール役としても久保の果たした役割は大きい。
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「速攻だけだと疲れてついてこられない選手も出てきてしまう。自分たちは、相手によっては守りの時間帯が増える。守りの時間帯が増えたら、みんなが上がるのを待ったり、攻めるというよりはバランスを取るという考えでやっていますね」
この試合で何回も見せていた、相手の守備網を切り崩す鋭いパスについても「自分としては受ける相手にどれだけラクをさせるか考えています」と振り返るように、自身のプレーによって周囲を助ける意識も非常に高い。パス一つをとっても「(ボールスピードが)速いほうが相手が来るのは遅くなるので、(味方に)止めてもらえればと思っています」と、高い意識を持って取り組んでいることを明かした。
得点だけではなく、あらゆる面で“日本代表”の肩書きに相応しいことを証明した久保。国際親善試合、そしてコパ・アメリカでの活躍が楽しみだ。