ノルウェー18歳FW、U-20W杯初の1試合9発に反響拡大 「もはや魔術」「歴史を築く」
ハーランドがGL最終戦のホンジュラス戦で大会史上初の1試合9ゴールをマーク
U-20日本代表も出場しているU-20ワールドカップ(W杯)は、6月2日から決勝トーナメントが始まる。36試合が行われたグループリーグで、最大のハイライトと言えるのが、ノルウェー代表18歳FWアーリング・ブラウト・ハーランドの大会史上初となる1試合9得点だろう。FIFA(国際サッカー連盟)も「ハットトリックのハットリックなんて見たことがない」と称えると、さらなる反響を呼んでいる。
ウルグアイ、ニュージーランドに連敗して迎えた現地時間5月30日のホンジュラス戦、ハーランドが火を噴いた。前半7分に左サイドからのクロスをホランドが流し込んで先制すると、同20分にはペナルティーエリア内に抜け出して早くも2点目。DFレオ・オスティガードのゴールを挟み、PK、豪快左足弾と前半だけで4ゴールを叩き出す。後半にも相手GKの手を弾いてネットを揺らすなど5得点を荒稼ぎ。計9ゴールを挙げ、大会史上最多得点差となる12-0の大勝に導いた。
イングランド・リーズ生まれのハーランドは、日本代表MF南野拓実も所属するオーストリア1部のザルツブルクでプレー。父親のアルフ=インゲ・ハーランドも、かつてマンチェスター・シティなどに所属し、母国のノルウェー代表としても34キャップを刻んだDFだった。
FIFA公式ツイッターは、「U-20W杯でハットトリックのハットトリック(1試合9得点)は見たことがない。アーリング・ハーランドです、皆さま」と全ゴールシーンの映像とともに称賛。ファンからも「クレイジー!」「1人で9点なんて聞いたことがない」「もはや魔術」などと驚きの声が上がった。