元・右腕が不振を極めるスペシャル・ワンにエール 「彼ならこの困難から抜け出せる」

ビラス・ボアスが古巣と師匠にコメント

 チェルシーの“スペシャル・ワン”ことジョゼ・モウリーニョ監督は、シーズン開幕からの不振で多くの批判を浴びてきた。だが、弟子ともいえる存在からエールが届いている。ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクを率いるアンドレ・ビラス・ボアス監督は、4日に行われるUEFAチャンピオンズリーグのリヨン戦前日の記者会見に臨み、メディアからのモウリーニョ監督に対する質問に応じた。

「この瞬間を克服することができれば、その結果はファンタスティックなものになるはずだ。なぜならこれは、危機を逆手に取るべき瞬間なんだ。モウリーニョは、この困難から抜け出すだけのクオリティーを持っている存在だ。彼には経験があり、そして勝利者なんだ」

 ビラス・ボアス監督は、2001年にFCポルトでモウリーニョ監督のアシスタントコーチになって以来、第1次チェルシー時代、インテル時代と右腕として寄り添ってきた。モウリーニョ監督は「ビラス・ボアスは私の目であり耳だ。彼は私のサッカーを完璧に理解している」と語ったこともある。その後、“独立”を果たしたビラス・ボアスは、11-12シーズンはチェルシーの監督も務めた。古巣であり、“師匠”の率いるチームであるチェルシーの動向は気になるのだろう。

 スペシャル・ワンのまな弟子は、ゼニトを率いて3連勝を飾り、リヨン戦に勝利すればグループステージの突破を決めるところまできている。師匠は、ロシアで活躍する教え子のエールに応えることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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