FC東京、17歳MF久保が2ゴールの大活躍 “昇格組”大分を3-1撃破で首位をキープ
6月の日本代表メンバーに選出された久保と橋本のゴールで大分を地力で勝る
FC東京が1日に行われたJ1リーグ第14節で5位の大分とホームで対戦。MF久保建英ら日本代表選出組が躍動して3-1で勝利し、勝ち点を33に伸ばして首位を堅持した。
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FC東京は5月25日に行われた前節セレッソ大阪戦を0-1で落とし、今季のリーグ戦で初黒星を喫した。一方の大分は前節では前年王者の川崎と対戦(0-1)。今節では首位との対戦となり、難敵との連戦となった。
FC東京は前節で敗れたショックを感じさせることなく、序盤から大分ゴールに迫る。なかでも、6月5日(トリニダード・トバゴ戦)・9日(エルサルバドル戦)に行われるキリンチャレンジカップの日本代表メンバーに選出されたDF室屋成、MF橋本拳人、MF久保建英らが躍動し、大分からゴールを奪うことになった。
前半30分、右サイドで久保がドリブルをして相手を引きつけ、後方の室屋へボールを戻す。フリーでボールを受けた室屋を確認した橋本は、相手から離れる動きでゴール前に入り込んだ。そこへ室屋から正確なクロスが送り込まれると、橋本はヘディングでボールを叩きつけてニアサイドへ打ち抜き先制点を挙げた。
そして前半39分、カウンターを仕掛けようと前がかりになった大分に対して、FC東京は素早いプレスをかけた。そこから久保が相手陣内でボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けた。中央やや左寄りからドリブルでエリア内に進入した久保は左足を一閃。シュートは相手に当たったが、ボールの勢いは衰えることなくゴールに向かってニアサイドに突き刺さり追加点を挙げた。
後半になり大分が攻勢を仕掛け、後半14分にはFWオナイウ阿道がワンツーをフェイクした振り向きざまのシュートを決めて1点差とした。しかし、堅守を誇るFC東京がその後を凌ぐと、後半アディショナルタイムには久保が相手の隙を突いてボールを奪ってダメ押しの3点目を挙げ、3-1で勝利して首位をキープした。
久保、橋本、室屋の日本代表に選出された3人が躍動した試合は、首位のチームの勢いを感じさせるとともに日本代表の実力を感じさせた一戦となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)