米メディアがマインツ武藤を徹底特集 「数年後、チェルシー以外も彼を求める」

改善すべき課題も

 守備面に関するデータも掲載。タックルに関しては1試合1度以下で、相手のマーキングに関しては「対峙(たいじ)した相手に継続的に困難を突きつける。すべてのチャンスで相手を悩まし、相手の判断ミスやボールコントロールのミスに乗じてボールを奪う」と評された。ドルトムントのギリシャ代表DFパパスタスプーロスも、武藤のチェイシングに苦しみ抜いたという。

 ヘディングは身長6フィート(約180センチ)を下回るが、十分な跳躍力を誇る。ペナルティーエリアで結果を出せ、脅威となっているという。

 ドリブルに関しては「急激な方向転換と加速力に加え、素晴らしいボールタッチと決断力でペナルティーエリア内で危険なほど鋭いドリブラーと成し得ている」と絶賛されている。その一方で、攻め急ぐあまりにファーストタッチでミスし、ボールを失うこともしばしばと修正点も挙げられている。

 パスに関しても改善の余地があるという。チームメートとのショートパスでの連係を敵陣近くで披露するが、「まだ他の状況でパサーとしての優秀さを示すことができていない。相手の守備陣形が整い、パスの明確なオプションがない時に少し迷いが見える」と鋭く指摘された。武藤本人も、「状況に応じた判断は課題だ」と口にするだけに、伸びシロを残す部分だ。

 

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