ポチェッティーノ監督が練習で選手顔負けの華麗な直接FK弾を披露

　トッテナムは現地時間1日、スペインの首都マドリードのエスタディオ・メトロポリターノで行われるUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝でリバプールと対戦する。初のCLタイトル獲得を狙うなか、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が“秘密兵器”として話題を呼んでいる。

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　今季のプレミアリーグで4位に入ったトッテナム。CLではグループBをバルセロナに次ぐ2位で通過すると、ラウンド16でドルトムント（2戦合計4-0）、準々決勝でマンチェスター・シティ（2戦合計4-4／アウェーゴール数で勝利）、準決勝でアヤックス（2戦合計3-3／アウェーゴール数で勝利）と次々と強豪を撃破し、1882年のクラブ創設以来、初のCL決勝進出を果たした。

　リバプールとの決勝を控えるなか、注目を集めているのが練習でのワンシーンを収めた1本の動画だ。映像では、黒のトレーニングウェアに身を包んだ人物が、ペナルティーアーク左から右足を一閃。放たれたシュートはゴール前で鋭いカーブを描き、GKの横っ飛びをあざ笑うかのようにネットに突き刺さった。拍手が起こる選手顔負けの一撃を決めたのは、チームを指揮するポチェッティーノ監督だったのだ。

　英衛星放送「スカイ・スポーツ」のフットボール専門公式ツイッターは「ケインなし？　問題ない」と、今年4月に足首を痛めて以降、戦列を離れているエースのイングランド代表FWハリー・ケインを引き合いに出して言及。「彼は自分自身にユニフォームを着せるかもしれない」と続けた。ファンからも「彼とサインしよう」「ケインはベンチ行きだ」「オゥ、ポチェ！」「彼は選手兼監督だ」といった反応が寄せられている。

　また、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」公式ツイッターも、「ポチェッティーノはファイナルへ準備ができている」と動画付きで伝えている。

　現役時代、アルゼンチン代表としてもプレーしたポチェッティーノ監督が“選手”としてCL決勝のピッチに立つことはさすがにないが、その采配で初優勝に導きたいところだ。