「去年は3つの不思議なゴールが…」 名将クロップ、不変のスタイルで“無冠の帝王”返上へ
CL決勝に臨むクロップ監督、リバプールでの初タイトルを強く意識
2018-19シーズンの欧州サッカーの総決算、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝が現地時間1日にスペインの首都マドリードで開催される。リバプールとトットナムのプレミア勢が激突するが、スペイン紙「マルカ」は試合前日の記者会見で、リバプールのユルゲン・クロップ監督が“無冠の帝王”返上を強く意識するコメントを出したことを伝えている。
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リバプール就任4シーズン目を迎えたクロップ監督は、“ヘビーメタル・フットボール”と評されるハイスピードな切り替えとアタックでチームを熟成。プレミアで勝ち点97を稼ぎ出し、CL準決勝ではバルセロナ相手に第1戦の3点ビハインドを跳ね返して4-0の大逆転勝ちを飾った。
ただし今季も何か勝ち得たわけではない。プレミアではマンチェスター・シティに次ぐ2位に終わり、2年連続での決勝進出となるCLでも昨季はレアル・マドリードの軍門に下った。あと一歩でタイトルに手が届かない状況について問われると、このように話している。
「確かに私のキャリアは、ここまで幸運とは言えなかったよ。だけど私は準決勝を勝ち切る世界記録保持者では終われない。私がそのことについて本を書いたとしても、誰も買うことはないだろうね! もし私が6回連続で決勝戦を落としているとすれば、誰もが心配すべきだ。だけどそうでないのなら、チャンスはある。去年の試合では3つの不思議なゴールがあったけど、それ以外はいい試合だったんだからね」
昨年のレアル戦ではエジプト代表FWモハメド・サラーの負傷に加え、GKロリス・カリウスのミスもあって1-3で落とした。とはいえ試合の進め方としては納得のものだったからこそ、スタイルを変えず臨む所存だろう。「トットナムが有利だと考えたら、私は怒るよ。それについて考えることはない」と冗談めかしつつも、勝利にフォーカスする名将は、リバプールでの初タイトルを手にすることができるか。