ネイマールが相次いで直面するトラブルに注目「自らを困難な状況へと追い込んでいた」

　パリ・サンジェルマン（PSG）のブラジル代表FWネイマールはコパ・アメリカの招集メンバーに選出されたが、トレーニング中に膝を痛めて全体練習から離脱した。今季は所属クラブでも負傷に見舞われており、英公共放送「BBC」は「出場停止処分、股抜き、主将剥奪。ネイマールに何が起こっている？」と、ネガティブな“事件”に視線を送っている。

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「世界で最も高額な選手にとって、物事は上手く行っていない」

　記事で最初に紹介されたのは、現地時間5月29日に行われたゲーム形式の練習でボールホルダーのクルゼイロDFエベルトンにプレスをかけたネイマールが、華麗に右足アウトサイドで股抜きされた際、ビブスを引っ張って転倒させたワンシーンだった。「公平に言って、彼の印象は最悪だ」と、19歳のサポートメンバーに大人気ない振る舞いを非難していた。

　また、大会前のキャンプ開始時にチッチ監督からキャプテンの座を剥奪され、PSGで同僚のDFダニエル・アウベスに託されたことについても、「ネイマールは今季、自らを困難な状況へと追い込んでいた」と言及。フランスカップ決勝のレンヌ戦で敗れた際に口論となった観客の顔面を殴りつけ、フランスサッカー連盟から3試合の出場停止処分を下されていることも振り返った。

　記事では、「彼はコパ・アメリカで最もワクワクさせる選手の1人ではあるだろう」とその実力を評価しつつも、「1150万ポンド（約15億8000万円）のヘリコプターで空を飛び回るような姿を見せてくれるはず」と、高額な自家用ヘリコプターで練習場に訪れたことを引き合いに出し、皮肉な言葉を送っていた。

　ネイマールが世間の評判を覆すには、ピッチで別格の存在感を放つ以外にはなさそうだ。