ベンゲルが明かすペップとの秘話 「私が率いるアーセナルでのプレーを希望していた」

実現しなかった共闘

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、現在バイエルン・ミュンヘンを率いるペップ・グアルディオラ監督が現役時代にアーセナル移籍を希望し、面接も行っていたことを明らかにした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 かつてのスペイン代表の名手は、現役時代にバルセロナの中盤で司令塔として君臨し、リーガ優勝6度、国王杯2度、欧州チャンピオンズカップ優勝も達成した。2001年にはセリエAのブレシアに移籍し、英雄ロベルト・バッジョとの共闘を選んだ。だが、その前に、アーセナルでプレーしたい希望を抱いていたという。

「彼は私が監督しているチームでのプレーを望んでいた。彼はアーセナルでのプレーを望んだ。私は彼に会ったんだ。彼は当時30か、31歳ぐらいだった。よく覚えていないが、その後、彼はイタリアに移籍した。私にはパトリック・ビエラ、エマニュエル・プティという若く、代表でプレーしている選手がいたんだ」

 ペップはイタリアでのドーピング疑惑で出場停止処分を受けるなど、苦しい日々を送った。最終的には無罪が立証されたが、ブレシアではなく、アーセナルでのプレーを選んでいたら引退後、どのような指導者としてのキャリアを過ごしたのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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